| 非鉄金属市況
「日刊メタルネット」4月7日号 第1面より
産銅建値4万円上げ受け市中も全面高
関東故銅市況 銅系30~35円、黄銅系20円上昇
4日の関東地区の非鉄金属スクラップ市況は、4月積み電気銅建値がトン4万円引き上げられたことを受けて銅系スクラップが30~35円、黄銅系スクラップは20円高となった。前日から建値引き上げが確実視されていたことと、4月の値決めのタイミングが一致したことで、直納問屋は産銅建値引き上げにスライドして一斉に買値を引き上げた。
海外銅相場は、ヘッジファンドの買い戻しを中心に急伸、為替もTTSで1㌦=103円台まで円安が進行したことが重なり、産銅建値は3月初旬以来の高値を記録。底堅く推移しているが、LME在庫が2日連続で増加していることや上海先物市場の在庫も増加に転じたことなど、懸念材料も見られることから、市中で強気を唱える向きは無く、引き続き売り買いを繰り返して扱い数量を稼ぐ商状となっている。
一方、伸銅・黄銅棒メーカーなど原料ユーザーの買い意欲は緩やかながら右肩上がりに転じている模様。価格も新切黄銅(セパ)に引き締まりが見られる。
銅系の市中相場は、1号銅線が840~850円、高値855円。新切上銅(無酸素)は815~835円、2号銅線(伸銅向け)は740~750円、同(山行き)は680~695が値頃。黄銅系の市中相場は、新切黄銅セパが620~635円、黄銅削り粉が550~560円。並青銅鋳物が635~645円中心で推移している。
上海先物取引所(SHFE)在庫高
上海先物取引所(SHFE)が3日発表した4月第1週の非鉄地金在庫高は次の通り(単位:㌧、カッコ内は前週比増減)▽銅=58,195(+2,588)▽アルミ=177,447(+4,093)▽亜鉛=71,069(-1,452)
週末の海外銅相場 ドル安で反発
米追加利下げ期待が台頭
前週末の海外銅相場は米追加利下げ期待から反発し、現物で8800㌦台に乗せた。ドル相場反落も産銅建値の理論値は現行水準を若干上回った。
5日(現地4日)入電の海外銅相場は、LMEセツルメントが前日比54㌦高の8645㌦、3ヶ月物が同比69.5㌦高の8510.5㌦と上昇して始まったあとも3月の米新規雇用者数が市場予想を上回る減少となったことなどで追加利下げ期待が広がり、ドルが下落。これを受けて商品市場全体が底上げした。
カーブ(3ヶ月物)は、銅が150㌦高の8680㌦で逆ザヤは135㌦、アルミが55㌦高の2965㌦、ニッケルが290㌦高の29350㌦中心。一方、7日早朝の為替は1㌦=101.45~50円前後と前週末の東京市場より1円のドル安・円高となった。この結果、本日の銅の輸入採算値はトン94万6500円と現行建値を若干ではあるが上回った。
4月積み産銅建値4万円上げ
日鉱金属 94万円に改定
日鉱金属は4日、4月積み産銅建値をトン当たり4万円引き上げて94万円とし、即日実施すると発表した。月間平均建値(推定)は93万4200円となる。
黄銅削り粉 20円上げ615円
4月第2回目の日本伸銅原料価格
関西地区の大手伸銅メーカー日本伸銅は4日、4月第2回目の黄銅削り粉原料価格を、前回比キロ20円引き上げて、615円に決めた(120日手形)。
三菱伸銅も黄銅削り粉615円
三菱伸銅は4日、4月第2回目の黄銅削り粉購入価格を、前回比キロ20円引き上げて、615円(手形、10㌧)に決めた。
地方仕切値 銅系40~50円上げ
東海非鉄リサイクル協組
東海非鉄リサイクル協同組合業務部は4日、当面の地方仕切価格見直しを行い、銅系で40~50円、黄銅系で40円、青銅系で50円引き上げた。なおアルミ系は据え置いた。産銅建値が同日、㌧4万円引き上げられたことを受けたもの。新価格は次の通り(単位=キロ当たり円・持込価格。カッコ内は前回比)
▽新一号銅線=670(+50)▽並銅=550(+40)
▽新切黄銅(コーペル)=420(+40)▽青銅鋳物=430(+40)▽機械鋳物アルミ=190(0)
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